栗田裕司先生(新潟大学准教授)による化石にまつわる地学講演会

令和2年12月10日(木)自然科学部に新潟大学准教授栗田裕司先生をお招きして、化石にまつわる講演を頂きました。

地震や火山噴火といった自然現象から地球の成り立ちをはじめ、我々の住む新潟県の地形について生徒の疑問にひとつずつ答えていく形でお話し頂きました。また、今回のテーマである化石についても、化石のでき方、種類、採取などについてもご教授くださいました。

今年の9月に、自然科学部では阿賀野市に流れる安野川沿いの露頭で化石掘りを行いました。

化石掘りは初めての体験で、そもそも採取した岩石が化石であるのかどうなのかもわからない状況だったため、専門的な知識をお持ちである栗田先生にお力添えを頂くことになり、今回の講演が実現しました。

栗田先生と一緒に採取した化石を観察し、具体的に何の化石なのか、どのような時代のものなのか、岩の種類から類推される当時の自然環境など、事細かく教えて頂きました。生徒も、自分たちが採取した岩石に、多くの情報が隠されていることを知り、興味津々でした。

採取した化石は、魚の骨や鱗といった化石であり、水深の深い場所に体積したプランクトンの殻によってできた岩であることもわかりました。栗田先生からご教授頂いた様々な知識をもとに、さらなる化石の調査を行っていきます。

ご多忙の中、本部活動のために講演してくださいました栗田先生に、この場をお借りして改めて感謝申し上げます。本当に有難うございました。